今日のレッスンから新しい生徒さんがお見えになられました。
フィンガーピッキングのインストの曲をマスターされたいとのこと。
ある程度のギターコードは知っているけど、どうしてもその先の壁が越えられないとのこと。
生徒さんのお話では、
・楽譜に記載されている通りに弾くけど、オリジナルの音源のようにキレイに鳴らすことが出来ない・・・
・指の動かし方が判らない
などなど。
今日はイントロのほんの4小節ほどだったのですが、色々なエピソードも交えながらお話しさせていただきました。
そんな中、
①左手コードフォームの押さえ方のクセの修正。
②左手フレット移動、右手指弾きの際の弦間の距離感のつかみ方。
アドバイスさせて頂いたのはこの2点のみ。
左手コードフォームの押さえる際に使う指を変えることによって、
今まで難しかったコードチェンジがスムーズに出来ることがあります。
それに加えてギター上での両手の距離感をつかむことで嘘みたいに曲の流れが出来上がることがあるんです。
すると、今まで越えられなかった壁の謎解きが出来たように体感して納得して下さったんですね。
僕も少しビックリしたのですが、ついさっきまで弾き方さえ判らないとおっしゃられていたフレーズが弾けるようになってらっしゃる。
まるで今まで何かに堰き止められていた川が、詰まりなく流れ始めたように。
ほんの20~30分ほどの出来事でした!
こんな瞬間に立ち会えたこと、僕自身も本当に嬉しかったです 😀
ちなみにこの生徒さんの場合、オリジナルの音源をかなり聴いてらっしゃったみたいで、
ご自身で弾かれた時との音の違いをしっかりと感じとってらっしゃったようなのです。
ただ、ご自身は『弾けてないこと』にフォーカスしてしまって、ダメと思ってらっしゃったみたいなのですが、
このお話をお聞きした際、僕は別角度から捉えてたんです。
僕のファーストインプレッションは『全然ダメじゃない 🙂 』
弾けてない音が判っているというのは、すごく大切なこと。
裏返せばキレイに弾けた時の音が判っているということ。
きっと無意識にだとは思うのですが、そのオリジナルの音源を聴くことで弾けた時のイメージングをしっかりとしてらっしゃったみたいですね 😉
ギターを弾いたことがある方という方は、意識的、無意識に関わらずこの生徒さんのようにどこかで
『弾けた時の自分の姿』をイメージングされたことはあるかと思うのです。
ただ、それをカタチにする方法が判らない・・・。
僕自身、ギターを一番最初に手にされた時の『弾けた時の自分の姿』は本当に大切にして頂きたいなと思うんです。
ギターって楽しいものだし、聴いて下さる方を一瞬で笑顔に変えることが出来る。
だからこそ、それをカタチにするお手伝いが少しでも出来ればな~なんて思ってます 🙂
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