右手を鍛える

今日のテーマは『右手を鍛える』。
以前このブログで書いたコラム『左手を信じる』の続編です(^^)

その際に左手は『結構賢い』んだというお話をさせていただきました。
ではその左手を生かすにはどうすればいいのか?

今度は右手の出番ですね(^^)
じゃあ『右手の役割』は何でしょうか?

その答えは『音に表情をつける』こと。

例えば下の2つのコードストローク。

【図①】

コードストローク(アクセントなし)
【図②】

コードストローク(アクセントあり)
【図①】のパターンはそのまま平坦な感じですね。
しかし次の【図②】のパターンは、2,4拍目にアクセントをつけるだけで音やリズムの表情がガラッと変わるのが判ると思います。

どちらが良い悪いという問題ではなく、つまり右手の弾き方次第で音は劇的に変わるということなんですね。

ただ、いきなり上手く弾こうと思っても難しいですよね。
ここからは僕がマスターした秘策をお教えしますね(^^)
決して難しいことではないですよ(^^)

①沢山のギターの音源を右手の音やタッチに注目しながら聴いてみる。
②ライブなどでギタリストの演奏を観る機会があるのなら右手の使い方やタッチに注目して観てみる。

きっとライブでギターの演奏を観る時は、ライトハンドやタッピング奏法以外はほとんどの方は左手に注目される方がほとんどなのではと思われます。

いきなり通常の演奏で右手に注目と言っても最初は何をやっているのか分からないと思います。

また一見地味に見える演奏が実はすごく奥が深い弾き方をしている場合もあります。

色々な秘密が右手に宿っていることも結構あるんですね。

つまり、ほとんどの音の表現力は右手にかかっていると言っても過言ではないだろうということですね。

強弱をつけること、タイミングを微妙にずらすこと、音を切ること、不要な音を消音することなどその他にも左脳が司る右手は色々と考えないといけないことは沢山あります。

一見難しそうに思えるこの一連の動き、最初は沢山の音源を何度も観て聴いてその音を真似しながら再現しようとしながら覚えて頂ければなと思います。

聴くことだけというのも実はすごく大切な練習なのですね!!
コードストロークでもフィンガーピッキングでも、ぜひとも右手と左手をバランスよく使って素敵な演奏に役立てて下さいね(^^)