ただのギター写真集だと思ってたら・・・

今日は『ブログでミニレッスン』の番外編ということで!

今から十数年前のこと。
僕が本当にお世話になった方が引っ越しをするからとの事で、要らなくなったギター関連の本を大量に譲っていただいたことがありました。
その中には、ギター関連の輸入写真集やギターのリペアについて詳しく書かれた分厚い本、またミュージシャンの自叙伝などなど、本当にマニアックな内容のものばかり。

その一連の書籍類の中から出てきた一冊のギター写真集。
本の名前は『FERRINGTON GUITARS』。
台形になっていて何ともユニークな形のハードカバーの書籍です。
内容はギタービルダーであるDANNY FERRINGTON氏が製作された数々のミュージシャンモデルについて写真付きで説明されたものです。
今回たまたま部屋を整理していたら目に入ってしまったもので、マジマジと見入ってしまいました(笑)

 

 

中身は頂いた際に全編を通して一通り目を通していただけだったのですが、今改めて見直してみると、その内容が本当に濃い!!
ギターの製作過程や彼が製作したミュージシャンモデルについて写真を交えて詳しく書かれていました。
例えば製作されたミュージシャンモデルを、ピックアップしてみるだけでも、

・エルビス・コステロ
・エミルー・ハリス
・アルバート・リー
・リチャード・トンプソン
・ステファン・ビショップ
・ジャクソン・ブラウン
・カート・コバーン
・ライ・クーダー
・J・J・ケイル
・デヴィッド・リンドレー

等々そうそうたる面々!
そんな感じでそれぞれのモデルについて詳しく書かれていて本当に面白かったのですが、その一方で何だか判らないけど違和感が・・・。

まあ本の形からして台形というユニークな形状ではあるのですが、この本の表紙のカバーの一部に何だか不自然な切れ込みがあるんです。
そして、その切れ込みの中に何かがあるんです。

 

 

何だろうと思ってカバーをめくってみると・・・、何と何とそこにはCDが1枚付属で付いているではありませんか!
内容はそれぞれのミュージシャンが各々のシグネイチャーモデルを使って1曲ずつ収録したものだったんです。

 

 

ギタースコアこそ付いてはなかったのですが、僕のようなギター好きにとっては本当に宝物!!
リチャード・トンプソンやライ・クーダー、デヴィッド・リンドレー、はたまた今は亡きJ・J・ケイル達がギター一本でインストゥルメンタルを奏でていた音源が入っていたんです!!
加工処理を施されていない生楽器のサウンドを目一杯堪能してしまいました。

まさか自宅のこんな目の前に奇跡の音源があったなんて、本当に人生何があるか判りませんね~(^^)