何度やっても思い通りに弾けない時は・・・②

以前書かせて頂いたコラム『何度やっても思い通りに弾けない時は・・・』の第2弾です。

前回は思い切って弾くのをやめて手を休めてみるということをお話ししましたが、今回は少しテクニカルな面で。

『何度やってもこのフレーズが弾けない!』
そんな時はどのような状況に陥っているのでしょうか?
そのひとつとして根本的にリズムのメカニズムが理解出来ていないのではということが考えられます。
他にも色々な理由は考えられると思いますが、今日はその観点に絞ってお話しを進めてみたいと思います。

リズムのメカニズムが理解出来ていないとすれば、その先にある右手でリズムを刻むことは当然出来ないですよね。

ということは、リズムのメカニズムをアタマの中に納得させてあげないと思うように動いてはくれないということです。

下記のようなコードストロークのリズムがあったとします。


リズムが把握出来ているかどうか確認する一番手っ取り早い方法は何だと思われますか?

以外だと思われるかもしれませんが、実はギターを横に置いて『タタ~』でも何でも構わないので声を出して実際にリズムを歌ってみることなんです。
この時点で完璧に歌えるようであれば、右手でリズムを刻むことは出来ると思います。
もし歌えない場合でも歌えるように練習してみて下さいね(^^)

歌うことというのは、誰もが持っている直感で出来る一番身近な『楽器』なんです。
手で弾くギターは、歌うことと比べると直感の距離感が少しだけ遠いんです。
歌ってみるとリズムがつかみやすいというのはこういう理由からなんです。
あくまで僕がいつも感じていることなんですけどね(^^)

さあ、それでは先ほどのストロークのリズム、歌ってみるとどのようになるのでしょうか?

『タータタータ/タタタタータ』
(大きい赤文字になっているところは少し大きな声で歌って下さいね。この位置がアクセントを付ける場所になります。スラッシュが小節区切りの位置になります。)
ここまで歌えたらあともう少しです!
ギターを手にして一度このリズムを弾いてみましょう!!
しかめっつらだったその顔にぜひとも笑顔を取り戻して下さいね(^^)