コードストロークを上手く聴かせる方法

こんにちは、ギターリストの矢野サトシです。
今日のテーマは『コードストロークを上手く聴かせる方法』いわゆる和音を上手く聴かせる方法です。

初めてギターで、特にコードストロークで弾き語りなどをする際、楽譜通りに弾いてるけど「何か違うな~?」と思うこと、結構あるのではないかと思います。
それを解決するひとつとして、これからお話しすることをほんの少し意識して頂けると音の出方が格段に変わるのではと思います。
と言っても、何も速くピッキングしたりとかライトハンドとか特別なテクニックではありません。

その意識する点は、『和音を鳴らす際にそのコードのルート音をボトムにして弾く』ということなんです。

「な~んだ。」

と思いますよね(笑)
実はこの「な~んだ。」という点を意識するかどうかにすごく大きな差があったりするんですね。

例えば下図のローポジションのCコード(ドミソの和音)。

Cコードフォーム

手元にギターがあればそのまま6弦からこの図の通りに押さえて弾いてみてください。
Cの和音は鳴ってくれますよね。

ここで見て頂きたい点があります。
コードフォームの図の左端の下の方に『R』、『×』の文字が入ってますね。

注目して頂きたいのはこの2文字なんです。

『R』・・・そのコードのルート音。
『×』・・・このコードを弾く際に弾かない弦もしくは音。

今度は『R』と書いている5弦からジャラーンと弾いてみましょう(^^)
何だか音の輪郭がハッキリとしませんか!

もう一度6弦から弾いてみましょう。
音がボヤけて聴こえてこないでしょうか?

もうお解りですね!
各コードには必ずルート音が存在します。
Cコードならば6弦を弾かずに5弦をボトムにして鳴らすと良いんです。
そうすることによってクリアな音色で一番安定した和音が得られるんですよね。
この点を少し意識するだけでも上手く聴かせることは出来ると思いますよ。

ぜひ一度お手元の楽譜を見ながら試してみて下さいね(^^)v