『心地良さ』はギター上達への最大の原動力

ギターを始めて間もない方が最初にぶつかることの多い壁。

 

『コードを押さえても音が鳴らない・・・』

 

ギターに憧れるけど、ここでつまづいてしまって止めてしまったという方も多いのでは…

 
一般的にコードをキレイに押さえるためには、

 

・左手の爪を短く切っておく。
・フレットの際(きわ)に指を持って行って少ない力で押さえる。
・出来るだけ指先を立てて下の弦に触れないようにする。

 

などなど挙げられますよね。

 

ただ、そうは言っても体感的にはその感じが中々つかめない・・・。
僕も経験してきたのでホント良く判ります(^^)

 

ではその体感を掴むためにはどうすればいいのか?
今日はここに話題を絞ってみたいと思います。

 
僕のレッスンに来て下さってまだ間もない生徒さんのお話。
ギターは数年前に購入したけど、ギターコードを押さえても全然音が鳴らなくてほとんど弾いていらっしゃらなかったそう。

 

で、体験レッスンにお見えになられて現在の本レッスンに至るまでいくつかのポイントをお教えさせて頂いたんです。
上記に挙げたテクニカルな面は別として僕がお話ししたポイントは主に下記3点。

 

◆自分で弾いて心地良いと感じるコード、何でも良いのでその和音の音に浸ること。
◆例えその押さえたコード、6本の弦全てが鳴らなくても構わない。
◆鳴らない弦よりも鳴っている音に自分の意識をフォーカスして、その音の表情を感じること。

 

とにかく難しいことはしなくても良い(^^)
頑張ろうとしなくて良い(^^)
最初は飽きるまでその『心地良さ』に浸っていて構わないと思うんです。
心配しなくても、それを感じ続けることが出来れば飽きそうになる頃には次の心地良い響きなり、弾き方をやってみたくなると思うんです。
僕の経験上、『やりたい!』と思ったことをそのタイミングに乗せることが出来れば、アッと言う間に上達出来ると思いますよ(^^)

 

僕自身もギターを始めた頃は、Fなどのセーハコードが押さえられなくてEmやDといった簡単なコードばかり練習していたんです。
またそれらのコードって比較的簡単に押さえられるので全部の弦がしっかりとなってくれる(^^)

 

何だかそれだけで「ギターが弾ける!」って単純に思っちゃったんですね(笑)
すると毎日3~4時間、多い時には6時間くらいぶっ通しで飽きもせずギターでストロークを弾き続けてる(笑)

 

そうこうしているうちに押さえ方のコツが段々と判って来て、指先の力も付いてきたのか違うコードにも興味が湧いてくる!
そうするとコードを少しずつ覚えてくるので何か曲を弾きたくなる(^^)
そんな感じが連鎖的に続いて、気付けば最初の半年間で、

 

・コードストローク奏法
・アルペジオ奏法
・スリーフィンガー奏法
・カーターファミリー奏法

 

などアコギのメインの奏法がいつの間にか身に付いていたんですね。
今思えば、その原動力になっていたのは『ギターが弾ける』っていう思い込みとその『心地良さ』

 

鳴らない音にストレスを感じてしまうよりも、一音でも良いから今鳴っている音にフォーカスすること。
その部分に心地良さを感じられたら、自然と扉は開いてくれますよ(^^)

 

先述の生徒さんが一番最初に心地良さを感じられたのは『Gコード(ソシレの和音)』。
そこからわずか1か月でいくつかのコードフォームを覚えられて、また新しい楽しさを次々と見つけられているようです。
毎回レッスン時、いつも楽しそうに弾いてらっしゃるお姿がホント印象的なんです。

 

ギターを弾いてみたいなと思われた方が、一人でも多くこの生徒さんのように本来の楽しさを感じて頂けたら嬉しいなって思います。

 

Fコード、これが最初押さえられなかったんです。

 

Studio Leaf アコースティックギター講師 矢野サトシ